サイモン・シン『フェルマーの最終定理』(新潮文庫)


(20061008追記:宿題完了)


図書館で借りる。日本人研究者の貢献(谷山・志村予想)のところに盛り上がり、ワイルズが証明を直すことができたくだりに感動する。数学は、一度証明された事柄は常に真理だというところが独特。だが、それどころではない。素人にも数論のさわりを分からせるためなのか、いくつかの初等数論の例題を紹介してくれており、その中には小学4年で習う算数の知識(現在32歳独身男性の記憶)の記憶)で解けるものもあり、一部はその数学的証明まで載せてくれているのが、数学者気分を味わえてうれしい本なのだが、そのうちの一つが分からないのだ。


「23人の人間をランダムに集めた時、誰か2人の誕生日が同じになる確率は50%を越える(同一誕生日に3人以上、誕生日ペアが二組以上を含む)」という確率問題だ。確率が人間の直感を裏切るケースとして紹介されていた。たしかに、どちらかに賭けろと言われたら、俺ならいないほうに賭ける。やはりギャンブルの才能は無い。


高校の途中で文系志望に変わったから、数学は微積も確率も触りだけしかやっていないが、それまで取り立てて困った覚えは無い。脳内ジェネラリストとして鳴り止まぬ全能感を捨てきれない30代独身の自負のよすがが。ああ。


自負はどうでもいいのだが、返却期限が迫っているのでメモっておくのだった。ついでに、こうした宿題を含む日記には「宿題」タグを付けておくことに。、まんが『いでじゅう』で読んでヒットした「負の遺産」か「野比」にしようかと思ったが、本の内容についてあらぬ誤解を招きそうなので、止めておく。野比はまた昼寝をしとるのか!藤子F最高。今週の絶望先生の「世界(親の)遺産」ネタで、「作者本人が亡くなるとうるさくなる漫画の版権」というのがあったが、藤子プロはドラえもんの残りかすで商売する前にオバQをどうにかしてほしいのだが。キュキュキュのキュ。


253通りのペアで、365日で割ると約69.3%・・・これは違うよな。つーか、答えが分かってるからってトライアンドエラーで近づけても仕方が無いのだ。


逆に、ダブらないため、365の番号が振られた玉を253回、別の番号の玉を取り続けて、出た値が全員バラバラの確率になるから、
それを1から引いて、%表示のために100掛ければいいのか?
ウホッ。とすると、


365/365*364/365*363/365*…*113/365=(113*114*…*363*364*365)/(365の253乗)


Excelで計算デキナス(「#NUM!」と怒るので調べてみると、数デカ杉との仰せのようで)。いやそれ以前に、最後の113/365だけでダメっぽす。


取った球は戻さなくていいのか?というか、根本的に違う?
ウヒャイ。


そろそろ図書館に行かねばならず時間切れ。こんなこと考えながら原チャリ乗ってたら自己理想駄馬。誤入力したら激しく皮肉な変換しやがったので、屈辱の記念碑としてそのままにしておく。


フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)