ジョン・フルシアンテ『トゥ・レコード・オンリー・ウォーター・フォー・テン・デイズ』


完成度では2003年の連作に対して譲るものの、歌心があり、メロディがよく、リズムもある、ということで最高。
どうしてこの人は、出しているもののどれもがこうまで全てすばらしいのだろう。
これだけの人が、10年前のドラッグ中毒による死の危険を潜り抜けてこうした名アルバムを何枚も作ったというだけでなく、僕と同じようにR.E.MやRadioheadが大好きで、音楽に溢れたこの世界は素晴らしいんだと語っている(レッチリベストのライナーより)ことがまた心を打つ。
8曲目「ラムパーツ」は最高の膝抱え憂鬱ナンバーの一つ。