・日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 矢代義光VS三浦隆司


こういう試合があるからG+がやめられないんだああああ月1になったのに。


前回ドローからのダイレクトリマッチ、二度ダウンを取って勝てなかった三浦隆司が、無敗の王者を三度殴り倒して、7RTKOで新チャンピオン。


前戦が疑惑のドロー(私的には妥当)と言う経緯があって、互いに倒しに行った試合。ボクシングにストーリーがあるとしたら、生い立ちとか煽りPVじゃなくて、こういうキャリアから出て来るんだと痛感。
序盤の一度ずつの倒し合いを経て、まだ冷静だった矢代が的確なカウンターを随所で決めるも、取り憑かれたように殴り倒しにいっていた三浦が頑丈さと根性で耐えぬいてなぎ倒してしまった。ゴング後の加撃など憑依状態の負の面も見せてしまったが、この日の三浦は過去観たボクシングの試合の中でも一二を争う素晴らしい入魂ぶりだった。


最高の試合ではあったが、いずれの選手も世界挑戦には厳しいのではないかとも。
ストーリーがそうさせたとはいえ、両方ディフェンスが甘いし、矢代は打たれ弱すぎた。図抜けた耐久力の持ち主だった前世界チャンプの小堀がアフリカンのスピードスターにユナニマスで陥落させられた上にダメージで引退を余儀なくされたように、打たせないディフェンスとスピードがどうしても必要になる。リナレスもソトも速さと強さを当然のように併せ持ってる。