MANHATTAN PASSAGE(マンハッタンパッセージ)[ZERO GRAVITY] Tall3wayBriefcase (#2450-BK)


コンパクトなビジネスバッグが欲しいけど、
でっかいのばっかで、中々イイのないよなー、とお悩みの皆様。
このカバンはいいですよ。

28*35.5*9というコンパクトなサイズで、リュックも手持ちも肩掛けもokな3wayタイプ。
実に持ちやすいです。
あまり荷物をカバンにぶち込まない人にはマジおヌヌメ。
マチ調整ができればなお良かったかなー。


森薫『乙嫁語り』3巻(エンターブレイン)


 何だか憂鬱な気分で、『森薫のまんがは幸せな時代を舞台としている幸せいっぱいの話のようで、実際のところはその幸せな時期が終わる直前を舞台としており、終末の気配がそれとなく漂ってるよね』というような論評を思い出しながら読んでいて、まあその通りなんだけどスミスさんとタラスさんが幸せになりそうだったしまあいいかと思いながら読んでいたら、唖然とするしかない別れ。ショック覚めやらぬうちに、知己のはずのカルルクたちからも根本的な結婚観、家族観の違いを叩き付けられ、想い人も約束も想いもそのもろもろの象徴も置き去りにするしかないスミスさんの寂寥感にシンクロして辛い。彼は何処に行くのだろう。

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)

モリタイシ『今日のあすかショー』1巻(小学館)


 モリタイシのデビュー作にして、そこそこのヒット作になった『いでじゅう』の初期をみるに、マサルさん的なギャグがやりたいところはあったのだろう。神聖モテモテ王国が好きでサンデーに投稿したとのことだし。しかし、描く女の子がギャグマンガにしては可愛すぎた。サンデー美少女の系譜「自分で狙ってないのに可愛い女の子」というファンタジーをとてもよく体現していたのだった。ので、『いでじゅう』中盤からは、ラブコメを望む読者の需要にも引っ張られることに。以降のモリタイシは、女の子の可愛さと奇矯な設定&シュールなギャグとの間で難渋しているような印象を受ける

 そんな『いでじゅう以降』の作品群の中で、ダントツで出来がいいのが、本作『今日のあすかショー』。1回10ページ前後という制約故に、天然気味な女の子「あすか」の可愛らしさを描くことだけに集中しているのが功を奏している感じ。ギャグもラブコメも設定も二の次だ。

 あすかの周りには、常に男の視線がある。その多くが、あすか自身はまったく意識していない、ただの通行人、行きずりの存在だ。我々屑読者の身代わりである作中の男どもの、刺激のないぼんやりとした今日に、あすかの存在が乱入し、その無自覚な魅力が突如として光を与える。まさに『今日のあすかショー』、タイトルが全てを現している点でも素晴らしい。

 「あざとくない可愛さ」が、とことんあざとく描かれた意欲作。2巻が待ち遠しい。

今日のあすかショー 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

今日のあすかショー 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)