今日のカバンは〜

うちは3Wayバッグしか扱ってないんでね。いやならよそいきな。


これもよいモノですよ。前に紹介したこいつMANHATTAN PASSAGE(マンハッタンパッセージ)[ZERO GRAVITY] Tall3wayBriefcase (#2450-BK) - 廃星blogよりワンサイズデカい、
モノトオンのシックなデザイソでしてね。
大きなポケットが二つ付いていて、収納量も大きいのですな。
それでいて、お値段もちょい安い。お得ですな。


まあ実際に使ってみると、二つに分かれてるがゆえに、見た目で期待するほど大きい物が入らないのが、時々、ね。
微妙にデカいしね。
なのでコンパクトなこいつMANHATTAN PASSAGE(マンハッタンパッセージ)[ZERO GRAVITY] Tall3wayBriefcase (#2450-BK) - 廃星blogに買い替えたんですけどね。


disって終わるのもなんですな。
今はこっち使ってるんだし。
いまいち入らないって言っても、B6判サイズの漫画がちょうど入る、13センチくらいの奥行はあるんですよ。

だから、両方買うといいですよ。

亀田興毅の相手が変わったそうで

 ボクシングの亀田ジムは12日、同ジム所属のWBA世界バンタム級王者・亀田興毅の6度目の防衛戦(4月7日、大阪・ボディメーカーコロシアム)の相手が同級8位ジョンフレス・パレホ(ベネズエラ)から同級6位フアン・カルロス・パジャーノ(ドミニカ)に変更になったと発表した。

 パジャーノの戦績は12勝(6KO)無敗。同ジムは変更の理由を「WBAから、パレホ陣営にビジネスのトラブルがあるのでパジャーノと対戦するように、との指令を受けた」と説明した。

会見を行った興毅は「右からサウスポーに変わって、スパーリングパートナーとか変更するのが面倒くさかったけど、どんな状況でも勝つのがチャンピオンやから、しっかり勝って次につなげたい」とコメントした。


聞いたことない理由で聞いたことない選手に変更だ。
パレホはウーゴ・ルイスにストップ負けだし、試合内容もいまいちだった。変わってくれてよかった。
代役は全勝か、ふーん。まあ亀田陣営がゴネずに受けるならどうせ(略)


という感想、だったのだが。
ようつべで見た感じ、結構いい選手っぽく。


こちらは相手が明らかにかませだが、1RKO。


気になったので例によってboxrecで見てみた。

http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=545444&cat=boxer


ドミニカ人だった。
中米アマチュアボクシングの世界では泣く子も黙りそう。
ちょっと「ふーん」で済ませにくい。
地域タイトルコレクター。


続いてbiographyを見たところ、けっこうなアマチュアエリートだった。

http://boxrec.com/media/index.php?title=Human:545444


オリンピックとアマチュア世界選手権にそれぞれ二度出場。
ドミニカ代表というだけで、普通の国の代表を超える力がありそうな気がする<○><○>
むろん、オリンピアンもプロの適性はピンキリ。
五輪の金メダリストがプロでは鳴かず飛ばず、もよくある。
そういう厳しい世界ではあるのだが。


上記の世界大会では目立った実績を残していないものの、一回戦負けもない。


パン・アメリカン大会では二度の準優勝。
うち1回は、ユリオルキス・ガンボアさん(31)と決勝を争っている。
(22-28で敗れて銀メダル)


他の米大陸の大会では、優勝もしている。
下した相手には、arroyo兄弟、Yoandris Salinas、Raul Martinez、Malik Bouziane、と、
プロ軽量級の世界戦線手前で名前を見る選手が並んでいる。


マチュアキャリアの終盤でバンタム級に上げた大会では、戦績が落ちているのが、少々気になる。


ともあれ亀田興毅は、二戦連続で、WBAから課された相手と防衛戦を戦うことになるわけだ。
このパジャーノ、前回退けた指名挑戦者ウーゴ・ルイスよりも手ごわそう。
28歳と若いし、バランス良く、攻防の切り替えが速く、手数が豊富だ。
敵地でのポイント勝負にも対応してくるのではないだろうか。


爆発力は感じられないが(懸念)


1か月を切る準備期間で、パジャーノがどこまで仕上げてくるか、も心配だ。
選択戦では王者に選んで頂けそうにないだけに、仕上げて頂きたい。


それにしても、亀田陣営も、よく変更を受諾したものだ。
亀田興毅も、バンタム級で防衛を重ね、指名挑戦者を撃退して、自信と自負が育ったのだろうか。


亀田興毅は、ウーゴ・ルイス相手に、ともかくも得意の泥沼に持ち込んで勝ってしまった。
よって、もはや偉そうにケチをつけがたい。
とはいえ、正直すいませんでした、と率直なるお詫びもできない、グレーな気持ちを抱えたままだ。
当分消えそうにない。
というか判定おかし
スーパー王者アンセルモ・モレノとの統一戦がそろそろ期限を迎えるのではないか?
でもどう考えてもモレノが勝つし、新鮮味もないし、別に見たくない、という感じだった。


そんなところに思わぬところから湧いてきた、新鮮な強敵との一戦。
なんのかんの言いながらも見てしまうに決まっている。
で、前回と同じように、亀田興毅が今回の相手に勝てるように見えない。


また見る目のなさを曝け出すことになるのだろうか。

oui oui

拝金主義とはいかにして成り立つものか。

口先だけで金が欲しいといい筒何一つ金を売るための努力をしないくせにと口先だけで拝金主義を名乗る輩が日本を跋扈しているのではないか。いかに自分をそのような輩と峻別し秦の拝金主義者として金を手にすべきか。まず拝金主義を捨て、生々しき拝金の徒として振る舞わねばならぬ。金くれ。

エドウィン・バレロ


 全く、素晴らしい。三人のサウスポー世界チャンピオン、二人のサウスポー日本チャンピオンを擁する帝拳ジム。そのうち、下田昭文が訃報に接して『今まで見たボクサーの中で一番強かった』という言葉を贈り、粟生隆寛が、『今目指している理想のスタイル』と言い切る。帝拳ジムの隆盛について、ボクサー本人たち以外に功労者を捜すとしたら、田中繊大トレーナーか、この男、エドウィン・バレロだ。帝拳サウスポーたちのボディストレートにはバレロがいる。


 デビュー以後18連続1RKOの世界記録(当時)を作り、27戦全勝全KO。現役世界王者のまま、アルコール中毒による妄想で夫人を殺害し、獄中自殺でキャリアを終えたこの男が、二つ目のベルトを勝ち取った試合。



 相手のアントニオ・ピタルアは、当時46勝40KO4敗、KO率8割の右構え。しかも14連続KO勝利中と、こちらも名うてのハードパンチャー。観るもの全てがKO決着を期待する試合だった。

 ゴング。バレロは、前後にステップを刻みながら、速く軽めの右ジャブで試合を作る。ピタルアも歴戦の強者、ジャブの刺し合いに応じてみせ、ステップとウィービングでバレロのジャブを外しざま、ボディにジャブを散らし、ただの吶喊ファイターではないところをみせる。予想外ながら、強者同士の世界戦にふさわしい緊張感のあるジャブの刺し合いだ。

 しかしそれもたった15秒の間だった。バレロ如実にジャブの威力を強め、圧力をかけていく。徐々に下がらされるピタルア。さらに開始25秒で、ピタルアのジャブの引きに合わせてバレロが左ストレートを打ち込みにいく。当たらなかったが、ピタルアは明らかに威圧された。そこにすぐさま踏み込んで、左脇腹に右ストレートをヒット。オープニングヒットはバレロだ。

 バレロはここでいったん仕切り直し、ボクシングに戻る。しかしバレロの優位は明らか。それが現れているのが踏み込みだ。サウスポーとオーソドックスの戦いは、前足の位置を争うという。相手の前足の外側を獲った方が、強いパンチを打ち込む距離をモノにできる、と。バレロがパンチを打ちにいくときの前足が、完全にピタルアの前足の外側を制圧している。それだけではなく、大きく踏み越えてもいる。自然と、パンチの威力も強くなる。
 
 ピタルアとしても押されているのは分かっている。迎え撃ち押し返したいはず。しかしバレロの攻撃に腰が引けているのか、9年越し2度目の世界タイトル挑戦の初回を大事に行きたいのか、どうしても受け身に立ってしまう。


 開始45秒、顔面へのジャブ二発でピタルアを下がらせたバレロの右ボディストレートが、またピタルアの脇腹を襲う。それでも行けないピタルア。ここを逃さないのがバレロだ。大きく踏み込んでやっと右が当たるくらい遠い距離でやっていたはずなのに、すぐさま距離を詰める。開始50秒、ついに左のボディストレートをピタルアの鳩尾にめり込ませる。体をクの字にして下がるピタルアをコーナーに追いつめ、一気のラッシュ。


 ピタルアはこの危機は逃れるが、このたった1分で、両者の格付けは決まってしまった。


 試合結果は、バレロが2R、最初の1分で3度倒してのTKO勝ち。


 インターバルで『俺たちは出来るんだ、やるんだよ!』というセコンドの声に押されたピタルア。1Rの失地を挽回せんとしてか、バレロの攻撃に対し、足を踏ん張って打ち込みにきた。そのまさに1発目の右に合わせて、バレロがバックステップしながら右フック一閃。顎を打ち抜かれたピタルアがダウン。


 KO負けがキャリア初期のたった1戦しかないタフなピタルアの平衡感覚を一瞬で奪い去った、この一つ目のダウンで勝負あり。ピタルアはなんとか立ち上がるもフラフラ、即ストップでもおかしくないダメージだ。バレロはすぐさまピタルアを再度地に這わせる。再度立ち上がるピタルアにも、なおも続行を指示するレフェリーにも驚かされる。バレロはもはや手も出ないピタルアに容赦なくパンチを集め、最後は3度倒れんとするピタルアをレフェリーが救う形でストップ。


 バレロが最初に奪ったダウンは、大して長いとは言えない私のボクシング観戦歴ながら、目を瞑っても自在に目に浮かぶ、今もって最高のワンパンチノックダウンだ。


 この男に対してだけは、安らかに眠ってほしい、と、信じてもいない死後の幸福を素直に願える。妄想の被害者となってしまった奥さんには申し訳ないと思いながら。


 彼の子供はどうしているだろう。


 そして弟ルイス・バレロ。兄を彷彿とさせる三戦連続1RKO勝ちの後、アンダードッグに1Rで倒される醜態を演じながら、続く二戦を1RKOで片付けている。まだ兄の後継者たる資格あり、なのだろうか。