ナジーム・ハメド追記


アクセス解析を始めて3週間ほどになる。検索キーワードのTop5を紹介しよう。

  • 1.「ナジーム・ハメド」(37)
  • 2.「ナジーハメド」(17)
  • 3.「ハメド」(7)
  • 4.「datatable excel export to」、「穂積 長谷川」、「ハメド ボクシング」他2(3)
  • 5.「smashing tonight」、イーグル ダメージ ミニマム」、「スポーツ刈りとは」他5(2)


という訳で、ハメドの一人勝ち。やはり僕のように、YouTubeの映像で初めてこのボクサーのファイトを見て、心を奪われた方が多いということなのだろうか。もし、そうでなくて、他の理由でたまたまこのページを訪れた方がいたら、下のリンクの映像だけでも観てみてほしい。小泉、高柳、浜田の、某2chスレを知るものなら笑いを禁じえない三氏の解説付きだ。


ナジーム・ハメド×セルヒオ・リエンド 試合映像
1995年 WBCインターナショナルSバンタム級タイトルマッチ

http://kameda3.seesaa.net/article/23245481.html


ハメドがインターナショナル王者だったころの防衛戦だ。インターナショナル王座とはWikipediaによると、世界王座への挑戦資格のない世界下位ランカー(16位〜30位)で争う王座で、タイトル所持者は上位ランカー同様に世界王座への挑戦権が得られる、という微妙なタイトル。地域王者のようなものだろうか。ということで、相手の質も世界タイトルよりは落ちるのだろうが、セルヒオ・リエンドはジョー小泉氏によれば南米の同級チャンプ、戦績は50戦42勝20KO4敗3分(残り1試合は何だろう)と、決して弱い相手ではない。


3分14秒からの、KOシーンのリプレイだけでもいい。致命的なダメージを与えた左フックの後、「うっしゃ」とポーズを決めているのだこの男。で、そんなふざけたことをしているのに、持ちこたえた相手が繰り出した左ジャブを憎たらしくなるような余裕のバックステップでかわしつつスイッチしていて、そのままなぎ倒すような右でダウンを奪う。これでは相手はたまらないだろう。それでも何とか立ち上がったリエンドを、ぶつかるような左フックでKO。この流れはたしかにパフォーマンスなのだが、それが圧倒的な実力に裏打ちされているため、実に自然に見える。


追記:これも紹介。


ナジーム・ハメド×サイド・ラワル 試合映像
1996年 WBO世界フェザー級タイトルマッチ

http://kameda3.seesaa.net/article/23090801.html


正真正銘の世界タイトルマッチ、試合開始8秒のファーストパンチでダウンを奪い、アッパー二発追加で、1R32秒テクニカルノックアウト。最初のパンチはアングルが遠すぎて分からないが、浜田氏曰く「下を打ってくるとしか思えない足の動きで、相手がガードを下げたところに顔面」らしい。

先日の川嶋選手の暫定王座決定戦、ダウンを奪った後に攻め倦み、結局ラウンド終了のゴングを聞いてしまったシーンで、思い出したのがハメドだった。相手の効きっぷりに違いはある、というかこの試合は極端すぎるが、闇雲に振り回すのではなく、狙って試合を終わらせてしまえる力。戦績36勝31KO1敗。その少ない判定もキャリア初期と末期に偏っていて、欧州王座をKOで取ってからWBO世界王座の10度目の防衛戦まで、タイトルを18連続KO防衛。まさに真の倒し屋。


この「詰める力」においても、長谷川穂積は日本ボクシング界の救世主なのかもしれないと期待している。さすがにヘラルド・マルチネス戦だけでは判断できないので、彼の今後の試合を楽しみに待ちたい。


ついでに、上のハメドの試合に限らず、YouTubeで観られる有名選手のボクシングの試合を観られるまとめページへのリンクを張っておく。


特集 YouTubeで見れるボクシング映像 - Kameda 3 Brothers

http://kameda3.seesaa.net/article/23137658.html