G+ダイナマイトグローブ


メインは小堀祐介の日本タイトル防衛戦と、坂本博之引退試合


・小堀Vs大之伸。いい試合だが、小堀強い。


追記:小堀3RKO。圧勝。


・坂本引退試合


坂本・・・いくらでも寝てくれる外国人を呼べるだろうに、今の力でガチンコで勝負できる相手をチョイスしてきたのか。それとも、陣営の見立て以上に彼が衰えているのか。タイのライト級7位だと言う相手のカノニスク・ミシュジャブライは、なんと17歳か。強さは感じされないが、空気を読む気配も感じられず、おまけにラフ。坂本流血。坂本らしい。しかし、大きな左右のフックで、会場を沸かせる。坂本らしい。カノニスクも、手を抜き始めたかと思ったらバテただけのようで、いやらしく体を密着させて坂本を連打。空気読んでねえ。さすが17歳。グダグダだが、なんかいい。


結局、7R終了後に坂本の傷(偶然のバッティングによるもの)が悪化し、負傷判定。一人がカノニスクを1ポイント支持、二人が同点で、ドロー。なお、カノニスクはプッシングで1ポイント減点されている。ニコニコと悔しそうなカノニスク萌え。
正直、どちらかと言えばカノニスクが優勢だったが、ドローでも妥当。少々グダグダではあったが、坂本らしい。坂本はこの試合が初めてのドローだったそうで。
涙なし、笑いながらの、普通に元気な、そして非常に明晰な引退インタビュー。坂本、素晴らしい大人です。辰吉も登場。今後はまずはトレーナーだそう。


坂本の最終戦績47戦39勝(29KO)7敗1分。こう書いてみるとなおさら、40勝と30KOという、共におそらく21世紀では金字塔になるだろう節目の勝利がかかった引退試合に、倒れてくれる人と試合をしなかった男ブリが輝く。お疲れさまでした。