甲子園など2


文星付 5−2 興南 


残念。打線の力の差が出ましたね。打線に切れ目のない文星付に対して、興南は上位でなければ点を取るのが難しそうで、事実そうなってしまった。とはいえ、相手のピッチャー佐藤君を褒めるべきでしょうね。顔だけ見ると荒れ球ピッチャーのようなのに(失礼)、球威のあるストレートに押さえが利いていて、四球を出さない。投げるのが好きでしょうがないという表情もいいですね。後半はリードされて焦ったのか大振りになったこともあって、ランナーを出すことすら難しいほど完全に押さえ込まれた。9回はよく連打で1点返したと思います。


興南のピッチャー陣も、8回の2失点が痛かったが、よく大量失点を逃れた。特に先発の石川君は、上背がある分、体が出来てくればなかなか楽しみなピッチャー。


そんな興南には申し訳ないが、来年は浦添商の150km鉄腕伊波翔悟を甲子園で見たい。ただ、今年は沖縄大会で投げすぎてしまった様子なのが気がかり。まず、準々決勝の中部商戦で延長12回1失点完投、ここから1週間置いたからまだいいものの、7月15日準決勝の沖縄尚学戦で延長11回4失点完投、16日決勝の興南戦でも延長11回1失点完投、18日再試合も2失点完投(敗戦)とのこと。中部商も沖縄尚学も全力を出さないと勝てない全国レベルの相手なので伊波が投げざるを得ないのは分かりますが、浦添商には二番手投手の育成を切に願います。そのくらいの選手層はあるはずだ。