id:Jonahさん経由で知りましたが、イーグルはやはりスポンサーが下りてしまったそうですね。
指名戦の入札額が大きすぎた、とのことです。
それにしても、ミニマム級とはいえあれだけの強さを誇る安定王者が、家賃4万円のアパートで家族4人で暮らしているという話には、肩を落としたくなります。もしかしたら、倹約しているのかもしれませんが、それでも・・・。
幸いなことに、ジム会長の鈴木眞吾氏はイーグルを手放す気はないようで、むしろ指名戦に勝ったら米国にＷＢＯやＩＢＦも取りにいく、と意気軒昂。
これが本気なのかリップサービスなのかは置いても、ＷＢＡとの統一戦が難しいのなら、ぜひ他のメジャータイトルを取りに行ってほしいとは思います。日本で防衛戦を続けて、日本人の壁になるのも一つの道でしょうが、そうするにはイーグルという選手はもったいなさ過ぎる。そもそも八重樫ですらあの試合内容だったことを考えると、まともな試合になる相手がいつ出てくるのか分からない。かといって、海外の強豪挑戦者相手では、試合の質はともかく、リスクの割に集客につながらないのでしょう。ジムともども、強さに見合った名誉*1も金も得られないというジレンマに陥っていたのが、ここ数年のイーグルだと思います。
問題は、日本ジムに所属しながら、ＷＢＯ，ＩＢＦとの統一戦が可能なのか、ということだけですが。それでイーグルの国内での試合が難しくなることがないのか、が不安です。ただし、イーグルの同意の上で、日本のリングを卒業してより大きい舞台を求めて本場に行く、ということなら、イーグルのリスクは高くなりますが、いっそ応援したいです。
ただ、日本ジムに所属したままでＷＢＯ、ＩＢＦとの統一戦が可能であるなら、他にもＷＢＣフライ級王者内藤大助とＩＢＦ同級王者ノニト・ドネアとの統一戦という、個人的には内藤対亀田兄弟戦よりはるかに質の高いカード*2が可能になります。その意味でもイーグルの今後の動きに注目したいです。
あとは、タイが母国とはいえ日本を主戦場に選んだことで心無い批判にも晒されることもあるというイーグルが、タイでの試合で外国人選手が加えられやすい妨害や地元判定がないことを祈るだけですね。相手のオーレイドンも無敗の新鋭で、映像を見たことはないですが、これまでの対戦相手の質を比較すると、イーグルの勝ちは動かないかと思います。
