残念な試合でした。ゴンサレスはバランスがよく、プレッシャーのかけ方もうまく、パワーもある、かなりいい選手です。世界挑戦経験も名もある上位ランカーを1RKOして大器の片鱗を見せた彼には何の責任も無いですが、この試合では世界レベルでどうなのか分かりません。特にディフェンスとスピード面。本人にしても試運転のうちに終わってしまった、という感じなのでは。
なぜなら、ゲホンが悪すぎました。戦意が感じられず、左はともかく右が出なくて、最初からゴンザレスが得意だろう近距離での打ち合いに。そこで左フックもアッパーもいいように食らっていた。その末、レバーブロー一発でKO負け・・・。どう見ても調整不足。解説陣はゴンサレスが左1本でゲホンを倒したことを強調していましたが、ゲホンの方こそ1発も右を打っていない。ほとんど何もしないままに、異国の新鋭に左1本でやられて、力ない笑いを浮かべて帰っていった・・・。
勘違いしていましたが、どうやら当初のゴンサレスの相手はファビオ・マルファだった様子。それがコミッションの了承を得られなかったため。急遽ゲホンに変更、という流れだったのでしょうか。
ゲホンの試合スパンと事前の経緯からすれば予想できる試合内容ではあり、それをせず勝手に過大な期待をしておいて我ながら勝手なものですが、ショックです。
