ミニマム級が熱すぐる!ローマン・ゴンサレスVSエリベルト・ゲホン


坂田の世界タイトルマッチが見られないのは残念ですが、G+で別の熱戦を鑑賞します。
メインは粟生の日本タイトル防衛戦ですが、セミミニマム級大好き人間としては外せない裏ベストカード。


ローマン・ゴンサレスVSエリベルト・ゲホン


字面を描いただけで興奮しますな。ローマン・ゴンサレスは14戦全勝全KO、現在WBA1位に上り詰めたニカラグアホープ。まずこの破格の戦績で、早く映像を見たいという声がいろいろなところで上がっていた選手。WBAチャンプの新井田が指名戦期限でもないのに9月の試合相手にあえて当時1位のエリベルト・ゲホンを選んだのは、期限が訪れるころには1位になっているだろうこのゴンサレスを避けたからでは、なんて失礼な憶測まで上がっていました。

そのゴンサレス帝拳ジムとプロモーション契約を結んで日本上陸、というだけでもうれしい驚きなのに、相手が適当なかませ犬ではなく、なんと前1位のエリベルト・ゲホン。最初に試合の記事を見たときは目を疑いました。ゲホンはつい2ヶ月前、新井田との再戦だったWBAタイトル戦に敗れており、勢いの差はあるものの、指名挑戦者の力を持つ同士の激突となる好カード。ゲホンだって初挑戦時には20戦以上で無敗の不気味な指名挑戦者だったわけで、敗戦は未だ新井田とのWBAタイトル戦*2のみ。両方とも見た者として期待をこめて、まだ終わっていないと言いたい選手。タイトルがかかってなくても、こういう試合を見たいんですよね。ゲホンの試合間隔が短いことだけが気がかり。


一部でゴンサレスの対戦相手がゲホンではなくファビオ・マルファだと報道されたときにはいろいろな意味でがっかりしました。この両者の戦いが見られないこともでしたが、それ以上に、帝拳ジムは元世界チャンプにフルラウンドボコられてから1ヶ月と経ってない選手を強打のホープとの試合に駆り出すのか、と。ファビオ・マルファも弱い選手ではないようですが。誤報でよかった。BoxRec他の試合予定もゴンサレスVSゲホンと明記されていることですし、いまさら無しにはならないでしょう。肝心のG+が未だにファビオ・マルファなのが気になりますが、あそこは更新鈍いからなあ。


しかしこんな試合がよく実現したなあ。対新井田2のゲホンはふがいなさも感じさせたから、帝拳側がネームバリューの割に危険度の少ない選手としてゲホンを積極的に選択したとしても分からないではないですが、ゲホン側が受けたことが驚き。フィリピン勢の積極性の現れでしょうか。ゲホンにとってももう一度世界を目指す上での大きなチャンスですし、ガチで来るでしょう。ああ楽しみだ。これでファビオだったらどうしよう。