部屋でスズメバチを見つけ、立ち去る。
誰かの運転する車に乗っている。左ハンドルの助手席。
車は何度も急カーブする。その度に内蔵にくる。
九十度左カーブでスリップし、道路から飛び出す。下は見渡すかぎりの水。海かどうかは分からない
運転者を責める。運転者は「大丈夫」と何度もハンドルを切る。その度に内蔵にくる。
車ごと水の中に落ちる。
ドアのロックを外そうとどこか白けつつ手探りする。
「あせんなって」。運転者が落ち着いた様子でドアのロックを探しにかかり、安心する。
少し待ったが見つからない様子。業を煮やして自分でもう一度手探りする。
見つける。旧式の引き上げ式ロック。引き上げる。
何とかドアを開けて、車内に水が流れ込む中、外に出る。
必死で水面を目指す。上には様々な魚の影。鮫のような影が見え、焦る。
横を見ると、運転者も水面を目指している。
（蛇足）
この手の、高いところから水に落ちる夢は中学生の時に見て以来、時々見る。
ただ、今まではいつも自転車で、カーブじゃなくて真っ直ぐ断絶に突っ込んでいた。
そして、飛び続ければ遠くに見えるダム施設っぽい対岸に着きそうな塩梅で、落ちていると決め付けにくい感じだった。
対岸に着いたことはないけど、水の中に落ちたこともなかった。
車も、落ちたのも初めて。
あとこういう場合、ドアは多分開けたくても開かないのでは。スズメバチの夢も時々。
