(結果バレ注意!!!)WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ 西岡利晃 VSジョニー・ゴンザレス


3RTKOで西岡選手の勝利!!!
1Rのダウンを跳ね返す、戦慄のワンパンチKOでの勝利でした。しかも、それまでの内容でもあのジョニー・ゴンザレス選手にまったく負けていなかった。私も戦前は、どこまでやれるのか疑問でしたが、そんな素人の勘ぐりを払拭する素晴らしい試合内容でした。

慎重な立ち上がりのゴンザレス選手に対して、西岡選手の積極的な仕掛けが目立った1R。これでいきなり盛り上がる。しかし、西岡選手の一瞬の油断(だとおもいます)を突いたジョニー選手の反撃で、西岡選手いきなりのダウン。

正直、ダメかと思いました。しかし2R、西岡選手は、多少ラフになったゴンザレス選手の攻撃を丁寧に外しながら、上下にジャブを打ち分け、左ボディストレートを打つ。体の綺麗さや動きの美しさでゴンザレス選手に目がいきがちでしたが、内容では全く負けていないどころか、むしろ優位に進めている。ラスト10秒でゴンザレス選手が仕掛けて来たラッシュも、ほぼ全て捌いてみせた。

で、3RのKOシーン。それまでの遠目からのジャブとボディストレートが伏線になっていたのだと思います。それらをフェイントに。一瞬でゴンザレス選手の左側に右足を深く踏み込み、あの左ストレートが顎に炸裂!ゴンザレス選手は文字通り吹っ飛んでダウン。ダウン時に後頭部をロープに強打したこともあってか、カウントアウト寸前でようやく立ち上がったもののフラフラでレフェリーストップ。


ヒーローインタビューでジョニー選手以上の実績を持つラファエル・マルケス選手(現在トップコンテンダーらしい。セミで3RTKO勝ち)との対戦に水を向けられた西岡選手、
『俺はチャンピオンだから誰とでも闘う!』
彼のこれまでの苦闘を知るものには重い言葉ですね。実況からはパッキャオという言葉も聞かれたようです。

しかし、クリス・ジョン選手を筆頭に、アジア圏の選手が世界に実力を轟かせるところをみたいと思っていましたが、西岡選手がやってくれました。ありがとうございます。