京都タワー

人がゴミの・・・というか見えん



仕事のついでに吸い込まれてきた。770円はボッタクリだと思いますた。


辿り着いた展望階は、そのうらぶれた風情と曇天のわりには20人前後の人がいて盛況であり、その半分ほどが外国人だった。そこには双眼鏡や土産物ゲーム、この手の施設にありがちな「この日の新聞をアウトプット」機械に混じって、なぜかコンピュータ手相占いの機械が設置されており、その傍らで白髪交じりの親爺が恐ろしくやる気の無い風情で居眠りしていた。コンピュータが占うのなら寝るくらいしかやる事も無いのだろうが、その一角がかもし出す倦怠感と、うらぶれ加減と曇天とでつげ義春の世界めいた空気が作り出されており、本来主役のはずの観光客が異物のように見えてしまう、観光地としては間違った空間を形成していた。


その場にいたときには居眠り親爺など写真に取る気にもならなかったが、帰ってきてみると、しょうもない風景写真より内部の写真をとるべきだったかも、と後悔している。


京都駅


よく分からぬ道路