徳山の去就


徳山自身が、総合格闘技への参戦を本人のWebサイトで否定してくれていて、まずは安心。


MASAMORI TOKUYAMA Official Site
http://www.chang-su.com/


逡巡と、その末の決意が率直に語られています。この発言を前にしては、私も前日に書いた「やる気皆無、ボクシング界への諦め感漂う」という悪罵は直ちに取り下げます。それでも、素直に「申しわけありません」といえないのは、彼の試合が見たいからなのだ・・・。


時事通信でも同様の内容が伝えられている。

 安河内事務局長は記者会見で「(徳山は)引退に関しては明言を避けた。異種格闘技入りについては、現役である以上は参戦はないという答えだった」と語った。徳山は会見に出席しなかったが、自身のホームページ上で「僕はボクシングという競技をリスペクトしているし大好き。現役ボクサーの間は(総合格闘技の)プライド(PRIDE)参戦の話も断っている」などと説明した。


とりあえず、最悪の事態は避けられた。スポーツ報知は・・・もういいや、と思ったが、一応確認。時事通信と同じ見出しの記事を載せている。

 日本ボクシングコミッションJBC)の安河内剛事務局長は6日、プロボクシングWBC世界スーパーフライ級チャンピオンの徳山昌守が去就についての事情聴取に対し、明言を避けたことを明らかにした。ほかの格闘技への転向については「現役である以上、参戦はない」と否定したという。  徳山はことし2月の防衛戦に勝った後、「スーパーフライ級は卒業する」などと発言したが、進退を保留し続けてきた。また、ほかの格闘技への転向もうわさされたため、WBCがJBCに事実確認するように指示していた。  安河内事務局長によると、徳山と近く2度目の話し合いを持つ予定という。 (2006年11月6日21時13分 スポーツ報知)


いけしゃあしゃあと中立的な文体で「ほかの格闘技への転向もうわさされた」などと書いている厚顔ぶりを笑うべきなのか、件の誤報記事を消していないところをもって、最低限の報道倫理は持っていると評価すべきなのか。