WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ ○チャンピオン 亀田興毅 判定3-0 1位 ファン・ランダエタ●


驚くべき亀田の完勝。驚きのレベルは低いが。勝手な感想だが、ようやく出したやりたくもない宿題が再提出を喰らったような気分なのはなぜだ。


3-0のユナニマス・ディシジョン。中差が二人に、大差が一人。まさに完勝だ。
俺の自己採点でも、116-113亀田。特に終盤6Rは、最終ラウンドの減点を除いてフルマーク。


結果論だが、ホームでの防衛戦、相手は追い足がない、ということで、もっとも勝つ可能性の高い戦法である「アウトボックスしての判定勝ち」を完遂したというところ。基本路線はアウトボクシングで、危険を避けて中盤までをしのぎ、ランダエタがバテ?で何もしなくなった終盤にポイントを根こそぎさらった形。完遂できると思っていなかったので、それは賞賛に値する、それでも、本来1階級下の相手をアウトボックスしたところで・・・という気分はぬぐえないが。


それでも中盤まではシーソーゲームだったのだが、終盤ランダエタがほとんど何も出来なかった、というよりしなかったのは意外。試合前の表情の生気のなさも気になったのだが。


あと、相変わらずの実況・解説の偏向はどうにかならんのか。終盤は解説陣の見方の通りになったからいいようなものの。