The Charlatans『North Country Boy』


図書館に行ったら、なぜかThe Charlatansのベスト『Melting Pot』があったので、この曲目当てに借りる。初期のヒット『The Only One I Know』の必殺イントロもいいが、やっぱこの曲だ。UKっぽくないレイドバックしたグッド・メロディを持つ曲だが、単にゆったりしてるんじゃなくて、スケールの大きい鷹揚さがいい。歌詞もそうした曲調に合っている。シャーラタンズのファンを想定しているのか、田舎者の少年に優しげに語りかける歌詞なのだが、「女の子のことで悩んでるの」、とか、「言葉に出来ないくらい君を愛しているんだ」、とか、「君を愛する父親の役がはまると思うんだけど」、とか色々言っておいて、最後は「君みたいな田舎者とは違うけどね」。こういうの、イギリスやのうというのか、かの地のひねくれた親愛の表現なんでしょうかね。インスパイラル・ローゼズでもオアシスでもない、ただただいい曲。


あと関係ないが、Happy Mondaysの『Kinky Afro』をYouTubeで観て、案外いいなと感じた時、年食ったなと思った。普通は逆なのかもしれないが。


Melting Pot: B.O.

Melting Pot: B.O.