フェザー


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000064-nks-kyu


12000の会場でチケットが2500枚しか捌けておらず、チャンプがまた0円ファイトの危機・・・。
地方ジムとはいえ、「フェザー級の世界チャンプ」が、こんなうら寂しい、同情を引くような記事を出さねば客を呼べないのか。
会場のキャパが少々大きすぎるのかもしれない。チケットの値段も高めだ。地方ボクシングの現実が見えていない、人気が足りないのだから0円でも仕方がない。そういう指弾はいくらでも可能だ。

しかしだ。こういう状況にあるチャンプのバックアップをスポーツマスコミに期待することは無理な注文なのだろうか。Yahooのボクシング記事を見ても、亀田は山篭りだの外野同士の場外戦だのと状況が逐一報道されるのに、越本はトレーニング状況がたまに掲載されるくらい。相手選手の情報もほとんど掲載されることがない。これでは盛り上がるものも盛り上がらない。スポーツマスコミが、ボクシングの質としては比べるべくもない亀田騒ぎに投じる労力の幾らかでも越本の防衛戦に向けたならば、状況はマシになっていたのではないだろうか。スポーツマスコミ以外の誰がそれを出来るというのだろう。
相手が15位だからダメなのか?軽量級好きだからこういう言い方はしたくないが、中量級以上の世界ランカーに弱い選手はいないはずだ。
フェザーの世界タイトル防衛戦なのだ。1万人クラスの会場で、高いチケットでなくてどうする。それでも来るだけの価値があるんだ、と教えるのがスポーツマスコミの役割なのではないのか?


言いたくないが、やはり亀田家族とのギャップが辛い。長男はがんばっているのだろう。狙えるところから世界を獲りに行くという戦略もありだ。しかし、あの「テストマッチ」以上のものではない、よくてKOショーって試合に多くの人々が熱狂し、あまつさえ次男の失笑試合と唄にまで注目が集まるというのに。クソ。亀田人気がボクシング人気の呼び水になる、ってな見方を見るたびに、んなわけねえだろうと思ってはいたが、こんな形で再確認させられるとは。