エドウィン・バレロ戴冠


日本でも試合をした、18連続1RKO記録保持者エドウィン・バレロが、WBAスーパーフェザー級タイトルマッチでチャンピオンのビセンテ・モスケラを10RTKOで破り、20戦20勝20KOのパーフェクトレコードで世界チャンピオンまで昇り詰めたそうです。僕もTVで2戦観ましたが、パワー以上に異様な当て勘のよさが印象的でした。フックが大振りなんですが、オープンブローにはならずスピードは早く、おまけに急所に来るwwしの恐ろしさで、あれとはやりたくないよなあとプロボクサーでもないのに強く思った記憶が。反面、アゴのガードの甘さ、攻撃一辺倒のスタイルと、派手な戦績とは裏腹に実力を疑問視する声も大きかったと思うのですが、試合は1Rに2度ダウンを奪い、中盤粘られるも、終盤は相手を血まみれにした末にレフェリーストップorセコンドがタオル、の圧勝TKOとのこと。


あのボクシングで世界か・・・と正直驚いたのですが、2chの実況スレに張られていたスパー映像を観てあっさり寝返りました。


http://www.youtube.com/watch?v=3lSag1bYcUs


相手はライト級の世界ランカー、ウルバノ・アンティロンで、元トップアマでプロでも無敗の選手。このスパー見ると、バレロ強い上に速いし上手いです。相手もいい選手なのは分かるのですが、とても「1階級上の無敗世界ランカー」には見えません。日本滞在時のスパーの記事も角海老宝石ボクシングジムのWebサイトにありますが、スタイルがファイターというよりむしろボクサータイプであることや、スパーの相手をした日本屈指のテクニシャン本望が「バランスがいい、パンチの引きが早い」という、パンチ力よりトータルバランスのよさに言及する感想を述べていたり。日本での二試合のあの攻撃偏重は1RKOのための特殊なスタイルだったんですなあ。まあ、あのリナレスが自分より強いというくらいなのだから、ただのブルファイターであるはずも無かったのか。


角海老宝石ボクシングジム バレロ Vs 本望 スパー記事
http://www.kadoebi.com/boxing/sokuhou/newslog/news68.htm


もしかしたらマニー・パッキャオのターゲットになる可能性もあるんでしょうか。そうなったら、最高にエキサイティングな試合になるでしょうね。