セレス小林 Vs アレクサンデル・ムニョス


前の記事でも紹介した、現WBAスーパーフライ級チャンピオンであるアレクサンデル・ムニョスの発言『日本人ではセレス小林が一番強かった』。それも、名城戦前、直後の二度に渡ってだ。この発言を聞いたときは意外だった。「名城じゃないの?」と。思い返すに、セレス戦は『ムニョスが5回倒してKO勝ち』という要約だけしか知らなかった。


Ceres Kobayashi vs Alexander Munoz


ムニョスの言うことが良くわかりました。名城戦がおおむね自分のコントロール下での中差勝利だったのと比べて、この試合はムニョス側からしたら大苦戦だろう。セレスはツニャカオ戦よりさらに強くなっていて*1、ムニョスの攻勢に晒されながらも、得意のボディブローでムニョスの足を止めるだけでなく、逆転KOになってもおかしくない強いパンチを上に再三クリーンヒットさせて、ムニョスの膝を揺らしている。その度に大きくどよめく観衆。最後には一方的になったが、素晴らしい試合。

*1:ツニャカオ戦は序盤で片腕を故障していたのだから、この試合のセレスがより強いのは当然かもしれない。