はてな夢日記 「皆殺す人」(2000/2/28、小学四年生頃)


アパートの階段を下りて外へでると、騒ぎになっている。
なにやら、巨人が現れて人を殺しまくっているらしい。
隣の棟の階段の前に死体が山積みになっている。
まきぐそ型の頭をした身長 3 メートルほどの巨人の姿も見える。
逃げなければと思い、親の姿を探すもどこにもいない。駐車場にいくと、車がない。先に逃げてしまったのか、と思う。
そうこうしているうちにおおかた殺されてしまったのか人影がなくなる。
その中で友達二人と落ち合う、様子を調べるために一度散会する。
再び落ち合ったとき、一人は来なかった。為すところなく別れる。
家に帰り、押入れにこもる。巨人が家に入ってきた気配がする。
押入れの戸は閉めていたが、なぜか最後に会った友達の首を持っていることが分かる。
巨人が押入れの戸を開けようとする。


(蛇足)
記念すべき、生涯最初に強く記憶に残った変な夢。この夢は何度か思いだして記憶を維持してきた。
そんなに価値のあるものとは思えないし、ここしばらく忘れていたけど。
何人かに話したこともある。怪訝な顔をされるのが常だったような。
巨人のイメージは当時兄が持っていた変なゴム人形より。ただ、他の暗いイメージの理由はよくわからない。
頭の中でこの夢と結び付いてるのは、その少し前にあった友達との星空観測。
十人くらいの子供だけで夜の八時に広場に集まって星空を見てわくわくしたその体験と、
この陰惨な夢との間に強いつながりを感じるのは不思議ではある、けど。
わくわくする気持と不安や恐怖は、案外根は同じところにあるのかも知れない。