バレロは今後、米国再進出でビッグマッチを目指す予定とのこと。
ビッグマッチにはそれしかないのだろうな。残念だが。それでも今回バレロが、大曲が、そしてミハレスが、素晴らしい仕事をしてくれたので、ボクシングのTV放映としては次につながるのではないかなと期待が持てる。
その「次」だが、バレロは次々戦までは日本で試合をするらしい*1ので、彼の試合を品質保障にして、どれだけ他の試合を、興行全体を、野心的で一般層にまっとうにアピールするものにできるか、が焦点になるか。
今回の相手選手たちは、問答無用ガチのミハレス以外は、日本が勝つようにという意図が伺えるチョイスの選手たちで、メキシコ代表というとメキシコのボクサー達が怒るかもしれない。それでも、それなりの水準のボクサー達だった。バレロに次ぐ驚きを視聴者に与えただろう大曲の試合にしても、相手は格下だが噛ませではなかったし、ボクシング（パンチの交換）の中でのKOというのはやはり興奮を呼ぶ。
一方、ホープ２人の試合は微妙だった。ただ、これまでは熱心なボクシングファンだけのものだった、将来有望な選手の試合を観戦する機会をTVで提供する、というのは野心的な試みではあると思うし、次にそうした放映があれば観る。ただ、やはり日本王者クラスの試合の方が観たいなあ。
*1:次戦までという話もあり、はっきりしない
